「初めてのトイカメラ」撮影のこと〜2
- Fri
- 00:00
- 写真の知識
アマとプロの違いをよく聞かれる。
写真にそんな大差があるもんじゃないと言う。
確かにアマでもいい写真撮る人はたくさんいる。
プロでも、なんとも思わない写真もある。
きっと並べられても分からない。
でもやっぱりプロとアマは違う。
いい写真だとしても、実力以上のものが出た偶然の産物かもしれないし。
そこに確実性がなければアマチュアなんだろう。
プロは一定のものを撮れる確実な実力が必要で、
そこにムラがあってはいけない。
それはそこを目指す者にも言えること。
フィルムカメラは、現像しなきゃどう写ってるか分からないのが楽しいんだけど、
これが仕事となると怖い時もある 。
経験上大丈夫だと分かっていたとしてもやっぱり心配。
だって確実性の薄いトイカメラだもん。
露出も固定されてるの多いから、そこをフィルムで操らないといけない。
これが一番大変だ。
だから普段からちゃんと撮れるよう、良き相棒にならないとダメだし、
本番の為に練習も重ねないといけない。
行き当たりばったりじゃ仕事にならない。
ま、プロにはその心構えみたいなものが必要かなーと。
撮影の為にいろんな方が時間を作ってくれてるわけで、
確実性がないと話にならない。
結婚式とかもそう。デジタルで確認出来るとはいえ、
何が起こるか分からない。カメラは最低二台はないと。
失敗が許されない、というより許されない失敗。
とはいえ、確実にただ撮るだけじゃつまらない。
こっそり冒険もしてやろうと思って、多重露光もした。
前もってフィルム一本分、下地となる写真を撮っておいた。
下地の配置も覚えておき、当日にそのフィルムも使った。
これがとてもいい感じになって、誌面にも掲載された。
不安定なカメラでも確実に撮るスキルは
長年そればかりを続けてきてようやくついてきた。
たいそうな言い方してるけど、その練習は僕にとってとても楽しいことだし、
本番のプレッシャーも、解放された瞬間かなり心地良い。
好きを仕事にしてきて良かったと思える瞬間でもある。
↓nostalgie red100と400を入荷しました

「初めてのトイカメラ」撮影のこと〜1
- Thu
- 00:21
- 写真の知識
週プレの撮影のことを。
CMでも見かけるほどの有名人を撮るのは初めて。
だいたい僕はいつもそうだけど、
仕事頂いた時は嬉しくて、想像すると楽しくて、
だけどそれが近付くとやってくるのは謎の吐き気。
慣れたとはいえ展示や教室の時もいまだに緊張はする。
撮影は昼からだったけど、新幹線が突如運休とかなったら困るし、
前日に東京入りしてホテルに泊まった。
次の日、ホテルまでロケバスが迎えに来てくれた。
自家用車でのお迎えはあったけど、ロケバスは初。
嬉しい、すげー、でもさらにプレッシャー。
結局、どこに座ればいいか分からなかった。
あれで合っていたのか。
妄想では夜な夜ないろんな芸能人を撮ってきたけど(笑)、
ほんものははじめて。
記事のタイトルは、「初めてのトイカメラ」。
初めての方に向けたトイカメラの紹介であり、
ちなみさんもトイカメラを扱うのは初めて。
いやいや、初は僕もですって感じ。
ロケ地もせっかくなので観覧車がある所がいいですねってことで
なんやかんやとありましたが、葛西臨海公園に決定。
ちなみさんと二人で観覧車に乗れたのも、
これまでにいろんな観覧車を撮ってきた1つの成果かもしれない(笑)。
….続く
↓nostalgie red100と400を入荷しました

プロカメラマンとアマチュアカメラマンの違い
- Mon
- 01:12
- 写真の知識

たまにメールで質問を頂くのですが、多い質問がこれ。
「写真家(カメラマン)のプロとアマの違いはなんですか?」というもの。
いやーなんでしょうね。難しいな。
名乗ったもん勝ちみたいなところもありそうですが。
せっかくなのでここに書かせて頂きますw。
僕が思うに、プロもアマチュアも写真は大幅に変わるもんでもないです。
アマチュアでもかなりレベル高い方いますからね。
実際プロよりいい写真撮る方はたくさんいます。
ストイックな方もいます。
もちろんプロというからには技術や知識やセンスも必要なんだろうけど、
それよりもやっぱり仕事面ですかね。
プロはやっぱり意識が違うかなと思います。
プロと名乗るからには失敗は許されないですからね。
責任感が全く違います。
名乗るからにはそれなりのプレッシャーもあるかなと。
アマチュアだと許されることもプロだと許されない。
だから、仕事を依頼する側もやっぱりプロにお願いすると思います。
自分も昔は同じこと思ってました。でもずっと写真を続けてきて、
プロになるために何かをするんじゃなくて、
プロと名乗るからには!っていう考えに変わりました。
とはいえ結局は自分の中の意識の問題なんですかね。
さて、今日の写真はトイカメラじゃなく、
フィルム一眼のNIKON FE。
広角レンズにマクロフィルター付けてノーファインダーで撮影。
むちゃくちゃですね。全くプロの撮り方ではないですね。
だったら中望遠くらいのマクロレンズでリモートレリーズ付けて、
ファインダー覗かずに親指でパシャパシャ連射?
なんだかなー、結局ぼくはそういうのは好きじゃないんですよね。
↓↓ トイカメラランキングに参加しています ↓↓
参考になったらぽちっと~☆
写真評価 ★★★★★★★★★☆
LOMO LC-AとRedscale紫陽花
- Tue
- 02:09
- 写真の知識

RedscaleのXR Film ISO 50-200フィルム。
多様はしないけど、結構好きなフィルムです。
普通のRedscaleとの違いは、明るく撮ることで、
赤やオレンジ以外の発色もすること。
LC-Aの感度設定を25にして撮影。
ちなみに光漏れは僕のLC-Aの特徴w。
モルト交換したら直るんだろうけど、
LC-Aで光漏れってあまりしないから、
これはこれでいいのかもなーって。

葉っぱの緑は出てるんだけど、
もっと明るく撮ってみてもいいかなぁ。
ただこれ、LC-A+とかだと感度設定が100からしかないので、
明るく撮れないんですよねー。
でもこのフィルムは明るく撮る側には幅広くカバーされるので、
露光窓を少しだけ隠せば、アバウトな感じでも撮れそうです。
指で半分隠して撮るとか。
現像済のフィルムを貼り付けるとかもいいみたいです。
↓↓ トイカメラランキングに参加しています ↓↓
写真いいなと思ったらクリックを☆
写真評価 ★★★★★★★☆☆☆
写真家になるには〜その2
- Mon
- 00:00
- 写真の知識
たまに、当ブログ「トイカメラ日和」の検索キーワードを調べる。
何を求めて、ここを訪れるのか。
『トイカメラ』が断トツで多く、他にも『トイカメラ日和』や
『雨樹一期』も多いんだけど、意外に多いのが、
『写真家になるには』でここへ来る人。
そういえば、以前に少しだけ書いたことがある。
にしても目指してる人は案外多いみたい。
なかなか零細な場所を。
僕は偉そうに語れるほど、
まだまだ立派な人間(写真家)ではないけど、
それでもほんのちょっぴりくらいなら、
どこかの誰かの参考になるかもしれない。
だったら書き留めておこうと思う。
とはいえ、写真家になる方法は今日は置いといて。
写真家といっても色んな形がある。
目指すということはそれなりに理由があるんだろうけど、
写真を好きな人が大半かなと思う。
それが前提でのお話。
さて。好きなことや、趣味は仕事にしない方がいいと言う。
ほんとにそうだろうか?
もちろん嫌なことや苦しいこともある。
思い通りってわけにもいかないし、
自分を押し殺す時だってある。
でも自分の好きなことをしてお金を貰えるなんて、
なんやかんや言うても最高やないかーと僕は思う。
お金と書くと、いやらしく聞こえるかもしれないけど、
自分の能力の対価としての形。
生きていく上で必要なものなので、
何もやらしくはないです。むしろそこが大切。
お金で仕事を選んだことはないし、
もちろんそこだけに縛られたくはないですけどね。
仕事にしちゃうと趣味じゃなくなる、と言うかもしれない。
確かに仕事と趣味は違うかもしれない。
でも、それでも好きなことに変わりない。
だから誇りを持って出来る仕事なんじゃないかな。
大小あれど、それが誰かの役に立っているんだから。
そもそも、どんな仕事をしても辛いことくらいあるし、
楽しいばかりじゃない。
でもその中で好きな部分があれば頑張れる。
もちろん好きを見つけていくのも大切だけど。
僕は写真を仕事にして後悔したことはないし、
何よりも楽しい。
編集作業はあまり好きじゃないけど、
その前には大好きな「撮る」という行為があるから、
いくらでも頑張れる。
そして色んな人と出会える。
僕は個人として会うから距離も自然と近くなるし、
相手も共に仕事することをとても楽しんでくれる。
写真を気にいってくれている人だから、
僕はその仕事をすごく大切に出来るし、
新たな出会いがまた僕の幅を広げてくれる。
それでも。仕事にすると好きじゃなくなる、と言うかもしれない。
だったらそれはもう、その程度の好きだったんだろう。
違う好きを探すのも別に悪くはない。
でも恋愛みたいに、喧嘩して顔も見たくないって思っても、
しばらくしたらまた会いたくなるみたいに、
好きという気持ちは本来、強いもの。
そして好きという感情との出会いは、
新しい自分との出会いでもある。
好きにも誇りをもって。
いつまでも自分の真っ直ぐな気持ちを裏切らない。
それが『写真家になるには』ということにも
繋がってくんだと、僕はそう思う。
「写真家になるには〜その1」
「写真家になるには〜その3」
↓↓ トイカメラランキングに参加しています ↓↓
だけどクリックはとても励みです☆
写真評価 ★★★★★★★★★☆
『X-pro』と『EURO PRINT』と『PARADE 100』
- Sun
- 03:01
- 写真の知識

Lomography X-pro 200。
クロスプロセス専用フィルムだけど、
僕はリバーサルノーマル現像をよくやります。
ノスタルジックな色合いが他のフィルムでは
なかなか出せないので、気に入っています。
ザラっとしていて、ネガっぽいかなぁ。
ま、ただの期限切れフィルムなのかもしれないし、
フィルムの巻きが直らなくてちょっと困りますが。

これは、ネガフィルムの『EURO PRINT 200』
全体的にさっきのX-proのノーマル現像に近いかもしれない。
でも、ユーロプリントフィルムのざらつきはちょっとひどいかな。
おまけに色がベットリと潰れやすい。
使えなくって、お家で眠っています。

眠っているといえば、『PARADE 100』。
これはどうしようもなかったですね。
サンプル写真みて、大量買いしたけど、
傷だらけで、乳剤面は剥がれやすいし、
青空撮ると、赤い斑点がでたりする。
それをフォトショップで消していく途中で、
星の数ほどあるのに気付きやめましたw。
数本試したけど、補正を強めないと、
色も水彩みたいに弱い。
なんじゃこりゃ、が感想でした。
制作した会社はもうなくなったのかな。
サイトに繋がらない。
んー、個人的には頑張って欲しい会社でしたけどね。
新たにフィルムをつくる、パワフルな会社とか
出てこないかなぁ。
ただ、期限切れとかをパトローネとかのパッケージ変えて
販売とかならやめて欲しいですね~。
期限切れはやっぱり青が苦手ですから。

ポチっとで応援くれたら嬉しいのです☆
★★★★☆☆☆☆☆☆
トイカメラとフィルムの特性
- Wed
- 00:00
- 写真の知識

フィルムってそれぞれ特性がありますね。
感度だけでなく、色調や解像度や発色などなど。
そんな特性は撮る内に少しずつ分かってくるんですが、
被写体によって、フィルムを使い分けていくのが、
フィルム写真の楽しさだなって思います♪
ということで、今回はそれぞれのネガフィルムとトイカメラの
撮り比べをコラムにしました。
なかなか面白く書けたと思います。
特にトイカメラをはじめたばかりの人には、なかなか参考になるかなと。
下記をクリッククリック♪
『写真花』

参考になったよって方はこちらもポチっとお願いします♪
LOMOと補正や加工
- Sun
- 00:00
- 写真の知識

補正というものがあります。
画像加工というものがあります。
手順は違えど、ほぼ同じものだと。
じゃあ、補正した写真ってなんなんだ、と。
ハイキーってやりすぎじゃないの、と。
ホンモノじゃないんじゃないか、と。
そゆことを気にする方がいます。
クロスプロセスもそうですね。
でも全くもって気にすることないと、僕は思います。
補正も加工も反対と思うなら、
補正なしでプリントしたらいいです。
もちろん合成とかになってくると、別ですが、
そんなことを考えては、悩んだりして、
わざわざ写真の幅を狭めなくてもいいと。
楽しさを削っていかんでもいいじゃないかと。
だいたいが、そのラボによって、
現像の段階で若干ですが違う色になります。
ちょっとシアンよりだったり、硬め、柔らかめだったり。
だから、補正したり、明るさやコントラストを変えたり。
どんどんやればいいと思います。
どちみち元の写真とかけ離れたものを作るってのは、
なかなか出来るものでもないんだし。
少しよく見せる方法があれば、していけばいいと。
写真っていうのは、撮ったその瞬間に出来ているもの。
調味料という補正で味付けして、
盛り付けという加工でおいしく見せて、
楽しくペロリと食べましょう♪
さて、これからあれやってこれやって、
た~いへんだぎゃ~。
って、ことでとりあえずしばらく予約投稿です♪

何か感じたならワンクリックお願いしますー☆
NATURAでクロスとLOMOでノーマル
- Sun
- 00:03
- 写真の知識

これ、とても気に入ってます。色合い見て分かるかと思いますがクロスプロセスなんですけどねw。こういうイイ方向に化けてくれる写真が出来るとクロス脱出できないです。
でもね、今回はノーマルでも撮りました。
上はNATURAでクロス現像。下はLOMOでノーマル現像(土手に人が歩いています)。
なんとなく視点が気に入ったので、珍しくほぼ同じ位置から撮りました。その差をここで公開してみるのも面白いと思ってたし。
で、やっぱり僕は上が好きなんですね。

ところでこういう写真ってあまり売れないですね。買う・飾るとなると別なのかな~。なんかね、自分の写真は一枚で勝負出来ないものが多いなって感じます。数枚で一つというのかな。あ、長くなりそうだから、またいつかw。
ここ、昔よく遊んだ友達の実家の前の空き地なんですけど、おばちゃんに会ったら気まずいなぁーと思いながら撮ってました(笑)。普通に会うならいいけど、この視点で撮影中ですからね。寝っ転っがてるわけじゃないですが、左手で乗っていたチャリンコを支えてるからね。そのまま振り返って笑顔で、「こんにちは~」なんてとても言えないw。

どっちの写真が好きですかー☆☆
クロスプロセスとフィルムの特徴
- Sun
- 00:18
- 写真の知識

ひさしぶりのコダックのクロスプロセスです。昔はコダックのエクタクロームでばっかりクロスしてました。僕の中での代表作「コスモスと観覧車」もこのフィルム(EPPだったかもしれないけど…)。
コダックのエクタクロームでクロスすると基本的には青が強くでます(確かそうだったと。特にEPN)。でもエリートクロームでクロスすると黄色が強くでます(確かそうだったはずw)。
フジでいうと、プロビア100Fだと緑。ベルビアだと赤。トレビは黄色。それぞれフィルムの特色というかベース色があるのかな。その色が基本的に強くでます。
プロビアの400Xでクロスすると、現実的なレトロなものが出来ます。クロスでいうと一番特徴のない無難なフィルムですね。好きだけど、大化けはあまりしないんです。
あ、でもこれはあくまで自分でいくつか試した結果のイメージです。
そこらへんを見極めて、被写体にあわしてフィルムを選ぶ。これが密かな楽しみで、そうやって色彩を操るのが好きです(なかなか操りきれてませんがw)。
ただクロスプロセスに失敗は付き物だし、ある種ズルイ方法かもしれない。
トイカメラを買っていきなりクロスするよりも、まずはノーマルでカメラとの相性を深めて、腕を磨いてからクロスがおすすめです♪
僕は始めネガから入り、リバーサルにはまり、クロスプロセスにはまり、今はまたネガが好きです☆
さ、今日は東京行ってきまーーす!! ぶわーっと行って、ずざざーと帰宅です。

参考になったよって方はワンクリックお願いします!!