雨樹一期のトイカメラ遊園について〜その5
- Sat
- 19:26
- イベント関係

今回の写真展は音もオリジナル。考えるとそれってすごい贅沢。
会場のサウンドデザインは、作/編曲家の高木潤さん。
僕は新井さんを通じてご紹介してもらいました。
後から知ったのですが、3.11の日に新井さんと避難した鬼子母神。
そこに高木さんもいたそうです。なんとも運命的な巡り合わせ。
しかも、まだ高木さんと出会う前です。
あの頃の他人が今はチームだなんて。
(高木さんも「SORA SDS(Synesthetic Design Studio)」に所属)
不思議というか、ちょっとゾクっともします。
今回、ギャラリー「ル・デコ」の2階を選んだのは、
部屋の間取りもそうだけど、小さい部屋があったこと。
もうここの照明を落とすとかして、何か写真を貼るだけじゃなく、
別のことをやりたいって瞬時に思いました。
そして新井さんと打ち合わせを重ね、暗室ルームにすることに。
ドアを開けて中に入るとライトボックスに照らされたPHOTO CUBE。
制作は中川ケミカルさん。(展示写真は後日アップします)
パーティにも来て頂き、展示も含めてとても気にいって頂けたことが嬉しかったです。
さらに奥に進むと無造作に吊り下げられた無数の現像済みのフィルム。
壁にはモノクロの写真。古いニ眼レフ。
そしてプロジェクターで投影されたLOMO KINOムービーの上映。
この音も高木さんに作って頂いたのですが、これがまた見事でした。
今回のテーマは遊園地みたいに楽しい所。
でも実は僕の本当に描きたい世界というのはそれが一番ではなく。
表面的にはどーんとあるのですが、奥にあるのは闇の部分。
闇というと暗いかもしれないけど、
幸せが「光」とする時の、切なさだとか悲しみという闇。
生きていたら誰しもが悩んだり、上手くいかなかったり、
もどかしかったり、辛かったり、
たくさんの悲しみも背負っていかなきゃいけないと思う。
やっぱりそれを無視は出来ないんですね。
切ないけど、どこか希望もあるような。
どちらか一方ではなく、ポジティブもネガティブも存在する、
そんなものを写真で表現したいと思っているんですね。
高木さんには特にそれを伝えたわけではないのですが、
そこを汲み取って音にしてくれました。すごいなぁ。
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写真評価 ★★★★★★★★☆☆
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