雨樹一期のトイカメラ遊園について〜その6
- Sun
- 19:30
- イベント関係

暗室でムービーを眺めていると、ほんと時間を忘れました。
んー、ムービーという言葉はしっくりこないな。
3分少しの物語を、3回繋げて10分の曲を制作して頂きました。
あの暗室ルームで見てこその映像作品かもしれない。
真っ暗な中、壁に映し出された映像世界は、
見せ方としては一番しっくりくるかもしれない。
内容は、埼玉県の小川小学校からはじまります。
色褪せた世界をふらふらと歩いていき、
木造校舎の扉を開けると現れるノラ猫たち。
まるで自分がノラ猫になったかのように、猫目線での旅がはじまります。
光に照らされ移り変わる世界。時折現れる観覧車。
まるで過去を旅するように、どんどんその奥へ向かっていく。
遊園地の乗り物があらわれては消えていく。
映し出されるのは一見すると楽しそうな物語。
だけどどこか切なくて、なんだか心がチクチクと痛んでしまう。
でもそれがなぜかあったかい。
「走馬灯」そんなタイトルが合うのかもしれない。
そして最後にはまた冒頭の小川小学校に戻ってくる。
そこは色褪せた世界ではなく、カラフルな日常。
過去に置き忘れていた大切なものを見つけた、
きっと、そんな物語。
きっと、って曖昧な言い方だけど、
これがどのように届いたのかは別にどうでもよくって。
楽しい映像だったという感想でも嬉しいです。
見る日によって、きっと感じ方も違ってくるものだから。
人それぞれ感じ方やものの見方は違うから、
何かを押し付けるのは好きじゃなくって。
なので制作側の意図はあまり書きたくなかったのですが、
今回はなんとなく伝えたくなりました。
いや、ただ自分の中で書き留めておきたくなったのかな。
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写真評価 ★★★★★★★★☆☆
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Comment
2013.07.07 Sun 10:00 | だいぶ…
遡って書いております…汗
ムービーは、この個展を訪れる楽しみの
ひとつでした。
あの小さくて暗い部屋はなんとなく
部室のようで…とても居心地がよかったです。
あのムービーは、掃除をしていてふと見つけた
アルバムを懐かしげに紐といているような
そんな感覚でした。
たいてい掃除はそっちのけになっちゃいますけどね(笑)
雨樹さんのムービーが流れるあの小さい部屋、
うちに欲しいです…(笑)
- #y77tBo9k
- yaengel
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2013.07.09 Tue 02:09 |
yaengelさん☆
お、遡りましたねw。
ムービーはまさにそんな感じで。
懐かしんでもらえて良かったです。
僕は掃除してて、奥から出て来た漫画を読破タイプですw。
あのムービーの部屋。
来年もつくりたいです。
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