写真家になるには〜その3
- Mon
- 22:55
- 管理人より

僕のブログに辿りつく検索ワードで多いのが、
「写真家になるには」です。
目指したいけど、どうしたらいいか分からなくて、
ネットでも方法を探してるみたいですね。
オフィシャルサイトのお問い合わせからも、
よくご質問されます。
写真家になる方法や、悩みなどなどを。
写真家と言ってもどこを目指すのかは人それぞれですよね。
僕がはじめに目指したのは作家という形。
好きな写真を撮って生計を経ててるイメージがあるかもしれないけど、
実際には好きな写真撮るだけではなく、
ご依頼があれば、その通りにちゃんと撮らなきゃだめです。
ただ、商業的なカメラマンよりも、
自分の世界観を出せることが多いのかなと。
僕もいろんな反対の中、そこを目指してきました。
悩みや葛藤など、気持ちは分かります。
だから、偉そうかもしれないけど、
そんな悩みや質問を頂いた時には真剣にお答えしています。
ただ、これまでにその質問をしてきた方が、
今でも目指してると思いきや、
すっかりやめてしまってることがほとんど。
ブログみたら閉鎖してるか、しばらく更新してなくて広告が貼られてる。
こちらのアドバイスが力不足だったかもしれないし、
何か辞めざるを得ない事情があったかもしれない、
だけどその大半は冷めてしまったからじゃないのかなぁって。
実際に叶えた人なんているのかな?って感じです。
そりゃ自分のやりたいことを仕事にすることは難しいです。
簡単ならみんなやってるし。
そもそも、僕もまだまだ物足りない。
作家的な仕事以外にも、ホームページ制作したり、
トイカメラ教室や商品撮影やデザイン業務もやっている。
写真作家っていうか、もう『何でも屋』だ。

だけど、実現した人は「それは簡単」と言う。
うん。確かに、簡単といえば簡単だった。
どっちやねん!ってことですが、僕はそれなりに順調に夢を叶えてきた。
もちろん目前で消えた夢やチャンスはいくつかあったけど、
苦労とはいえ好きなことだし、それはやっぱり『簡単』なのかもしれない。
今までで一番苦労したことを聞かれても、
ぱっと思いつかないから答えられない。
ま、悔しいことはめちゃくちゃあるんだけど。
無責任に、「続ければ絶対叶う」とはいえないけど、
叶えた人はやっぱり続けてきたから。
だけど大半はそこに辿り着かない。
限界まで挑戦したならいいけど、
周りに左右されて、気持ちが萎えて、
結局写真を撮る意欲がなくなったりするみたいだ。
なんだったんだ、あの時の勢いは。。。
こうすればいいよっ、こうした方がいいよってアドバイスしても
それを実行している人はほんと少ない気がする。
僕も写真を撮らない時期くらいはある、
今年は特に作品撮りがとても少ない。
でも誰よりもいい写真は撮りたいし、一番になりたい。
自分より後にはじめた人には負けたくない。
サボればサボるほど、追い抜かれていく恐怖感もある。
とまぁ、そんなのは後付けで。
きっと人よりも写真を好きという気持ちが強いんだと。
ホメオスタシスというものがある。
それは正常な状態を保とうとする現象。
だから、瞬間的に熱くなるとそれを冷まそうとする。
誰でも経験あると思うんだけど、たとえば夜中にやる気があっても、
起きたらなくなってるやつ。
ダイエットしていても停滞期があるけど、
それは餓死から逃れる防衛反応が働くため。
一定を保とうとするんですね。
「夢に目指しました、めっちゃ叶えたいんです。
いや、叶うまで頑張ります、目下超ギラギラしてます」
なんて人はそれにやられる。
あの時のやる気はどこへやら。
なので、じっくりコトコト熱さを保つのも大事だと思ってます。
「写真家になるには〜その1」
「写真家になるには〜その2」

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